誤嚥性肺炎って?原因、予防、治療について!
疾患
今回は、死亡にもつながってしまう誤嚥性肺炎について記載します。
肺炎は死亡原因の第3位となっており、その大半が誤嚥性肺炎です。
食べ物や飲み物が本来通っていく食道、胃ではなく、
気管支に入ってしまい気管支や肺で細菌感染を起こしてしまう病気です。
症状として、咳、発熱、膿のような痰がありますが、
そのような症状がなく、元気がない、食欲がない、喉がゴロゴロするといった症状の場合もあります。
①口腔内の細菌!!
この細菌が肺で炎症を起こすので、口腔内を清潔の徹底は必要です。
②脳梗塞やパーキンソンなどの病気!
飲み込むこと自体が難くなってしまうことがあります。
また認知症の患者さんによっては食べ物でないものを食べてしまい、誤嚥を引き起こすこともあります。
③薬の副作用で口の中が乾燥してしまう!
薬の副作用で唾液が減ってしまい、誤嚥の原因になります。
例えば、抗不安薬、睡眠薬、向精神薬、泌尿器薬、抗ヒスタミン薬、抗めまい薬など様々です。
また飲み込む力を邪魔してしまうお薬もあります。
①口腔内を清潔に!基本は歯ブラシです。歯間ブラシなども使っていきましょう。
②手洗い、お出かけ後のうがい。アルコール消毒もかなり有効です。
③嚥下体操で飲み込む力をキープ!!
④とろみ食の使用!
⑤1回の摂取量の減量!
⑥食後2時間は座位を保ち、胃酸の逆流を防ぐ!
⑦肺炎の予防接種も有効です!
⑧お薬で予防!
ドクター判断でACE阻害薬、シロスタゾール、漢方の半夏厚朴湯などで誤嚥を予防できるお薬を処方されることもあります。(*サブスタンスPを増加させ、嚥下反射、咳反射を増加する)
抗菌薬の投与が基本です。細菌が原因の肺炎はこれで治りますが、ウイルス性の肺炎は抗菌薬は無効になります。
薬がないウイルス性の肺炎には対処療法になり、解熱剤や輸液の投与となります。重症例は酸素吸入など使用します。
・誤嚥性肺炎は一度起こると繰り返しやすい病気です。
・高齢者は熱や咳など症状が出ない場合があるので、普段の振るまいや顔つきが
いつもと違う場合はすぐに受診してください。
・誤嚥性肺炎が起こしやすい方を把握しておくことも大切です。
例えば、ご飯を食べるのが大変そう、水を飲むとむせてしまう、お薬を
吐き出してしまう、痰が出せていないといった方は誤嚥のリスクは高いです。
また、服用中のお薬を確認してもらい嚥下機能に影響するかどうか医師や
薬剤師に評価してもらうことも大切です。
・家族の方が食事の介護は大変なこともありますので、
ケアマネージャーさんなどにも相談して頂くと良いです。
肺炎は死亡原因の第3位となっており、その大半が誤嚥性肺炎です。
誤嚥性肺炎って?
食べ物や飲み物が本来通っていく食道、胃ではなく、
気管支に入ってしまい気管支や肺で細菌感染を起こしてしまう病気です。
症状として、咳、発熱、膿のような痰がありますが、
そのような症状がなく、元気がない、食欲がない、喉がゴロゴロするといった症状の場合もあります。
原因は?
①口腔内の細菌!!
この細菌が肺で炎症を起こすので、口腔内を清潔の徹底は必要です。
②脳梗塞やパーキンソンなどの病気!
飲み込むこと自体が難くなってしまうことがあります。
また認知症の患者さんによっては食べ物でないものを食べてしまい、誤嚥を引き起こすこともあります。
③薬の副作用で口の中が乾燥してしまう!
薬の副作用で唾液が減ってしまい、誤嚥の原因になります。
例えば、抗不安薬、睡眠薬、向精神薬、泌尿器薬、抗ヒスタミン薬、抗めまい薬など様々です。
また飲み込む力を邪魔してしまうお薬もあります。
予防は?
①口腔内を清潔に!基本は歯ブラシです。歯間ブラシなども使っていきましょう。
②手洗い、お出かけ後のうがい。アルコール消毒もかなり有効です。
③嚥下体操で飲み込む力をキープ!!
④とろみ食の使用!
⑤1回の摂取量の減量!
⑥食後2時間は座位を保ち、胃酸の逆流を防ぐ!
⑦肺炎の予防接種も有効です!
⑧お薬で予防!
ドクター判断でACE阻害薬、シロスタゾール、漢方の半夏厚朴湯などで誤嚥を予防できるお薬を処方されることもあります。(*サブスタンスPを増加させ、嚥下反射、咳反射を増加する)
治療は?
抗菌薬の投与が基本です。細菌が原因の肺炎はこれで治りますが、ウイルス性の肺炎は抗菌薬は無効になります。
薬がないウイルス性の肺炎には対処療法になり、解熱剤や輸液の投与となります。重症例は酸素吸入など使用します。
まとめ
・誤嚥性肺炎は一度起こると繰り返しやすい病気です。
・高齢者は熱や咳など症状が出ない場合があるので、普段の振るまいや顔つきが
いつもと違う場合はすぐに受診してください。
・誤嚥性肺炎が起こしやすい方を把握しておくことも大切です。
例えば、ご飯を食べるのが大変そう、水を飲むとむせてしまう、お薬を
吐き出してしまう、痰が出せていないといった方は誤嚥のリスクは高いです。
また、服用中のお薬を確認してもらい嚥下機能に影響するかどうか医師や
薬剤師に評価してもらうことも大切です。
・家族の方が食事の介護は大変なこともありますので、
ケアマネージャーさんなどにも相談して頂くと良いです。
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